創業の頭初から終始一貫して発展と斯業の興隆に寄与して来られました
…貴社の御功績に對し感謝の意を彰はす
当社の前身である淺井商店は、トヨタの創業者豊田佐吉氏より独立を勧められたところより始まる。豊田自動織機ともかなりの量を取引していたが、その子、喜一郎氏が自動車製造に進出した際には、積極的に奉仕。トヨタの試作第1号車設計のフレーム材にも納入を行っている。鉞次郎は、トヨタ自動車への資材の供給者という立場で主要な地位を占めてゆき、1943年8月には嘱託を委嘱された。
また、1949年頃にはトヨタにも戦後最大の経営難に陥った時代があった。鉞次郎は全私財を賭する覚悟で鋼材を納入。戦後の日本の産業の復興とトヨタの復活に一役を担った。
以来、当社はトヨタとの良好な付き合いを継続しており、非上場の会社ながら株式の持合いや社外役員の派遣をしてもらうなど、取引以外にもトヨタとの絆を深めている。